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Saturday, September 24, 2016

メニューなし治療院

時代の流れでしょう。ほぼ全ての治療院/医院は何かの「メニュー」を使っています:治療時間はコース次第5分や10分単位で、それに伴う治療費もまた細かく区切られています。場合によって5円単位。
基本の治療に○○治療手段が追加すれば、あるいは治療時間が通常より何分延長するならばXXX円追加料金が加算されます。



それはきっと「普通」の営業方法に違いありません。



しかし、私は個人的どうしてもそれに賛同出来ません。



来院する者は「病」に「患って」いる「人」=患者です。
その人は部品の集まりではありません:左膝に症状あれば左膝のみに治療するのは修理工場のようです。筋骨の問題でなければ、更に別の工場に訪れる必要あります。それぞれの工場では取り扱う「部品」は「診ます」が、「人」=患者を見失われる危険性あります。



東洋医学は本来「人」を診るものです。
医術に関わる者は「病」に「患って」いる「人」を診るべきです。それは東洋医学だけではなく、西洋医学の父と言われる古代ギリシャのヒポクラテスも同じ事を言いました。伝統医療の職人として私はそれを信じて「メニューなし治療院」を営んでいるつもりです。
可能であれば、患者を「病」から解放に必要な治療手段を全部施し、治療時間の制限も特に設けていません。治療には必要な手段を全部使い、全身を診るため必要な時間をかけます。追加料金は過去30年間に請求したことありません。
この治療方針はこれからも変える意思ありません。

Friday, December 13, 2013

信念って・・・馬鹿!

今は何かの「季節」か?
今数日以内にテレビ局、或いはテレビ局の為に番組を制作する会社3件から電話がありました。
3件目はつい先に。取材に来て、そして「ソーシャルネットワーク」で口コミはどう広む、「集客」に繋がり、「お客さんを獲得・・・」などなどの話だった。

取材に来て下さるのは大変結構ですが、昔から私のHPに「私は集客しません」と書いてあります。信念の問題。

つまり、「治療院」で「仕事」をする「治療者」 - それぞれの言葉は理想論で捉えたい私は馬鹿だ - がお客さんを集めるべきでもないし、そのお客さんを「リピーター」にすべきでもない。来院するのは「患者」=「患う」+「者」。病に患っている人を(出来る限り)助けるの治療者の使命。治るものを治して。「来させる」のは第一の戦略ではないぞ!

そのような(馬鹿な)信念に基づいているような仕事を全面的、下心なしで、前に出すなら取材に来ても構わない・・・

と相手に伝えると:「それでは又今度の機会にします」と相手が興味を失い、電話を切る。
(そう言った類の「取材」は過去に何度も断った)

信念って・・・矢張りこの世に合わない、凄く馬鹿な事のようだ。