Sunday, February 19, 2012

お灸は怖くないよ


夕方食事の後で何となく色々と古い写真が持ち出されて思い出話をした。
その中に添付の写真で見られるのは次男(現在24歳)が約2歳の頃お灸をして貰う。彼は軽度の喘息を持っているので、お灸すると幾分良くなると本人も感じたようだ。

「さあ、お灸するよ」といったらちゃんとそれらしくの体勢(江戸時代の民間療法を示す挿絵が思い出す光景)に入り、特別文句も言わなかった。

このような小さな子供にお灸が出来るなら、多彩な言い訳をしてお灸を避ける大人にも出来る。

Thursday, February 9, 2012

開業15周年

(これは少し前の記事でずーと「下書き状態」になっていた。今年は17年になる!)
お陰さまで開業15周年
トーマス鍼灸院


葉山町でこの小さな治療院を開業してから、
早くも15年経ちました。

歴史の資料を見ますと:
「日本に鍼灸の技術が伝わったことは6世紀頃から記録が残っています。奈良時代(710~784)には高僧鑑真が医学教育に携わったことが有名で、「律令制」において既に鍼師(官職名としては針博士・針師)が医師、按摩師などと共に存在していたことが分かる。」

つまり、日本で既に1300年余り途切れることなく、教育(資格)や社会面において安定されている形で行われている事から鍼灸治療は良い、信頼性のある職人技である事が分かります。
私は個人的に今更現代風の売り込みしたりして、意味がはっきりしない「ヒーリング」や「癒し」等の流行の言葉で宣伝するのは邪道だと感じます。
無論、鍼灸治療は魔法でもないし、多くの場合には西洋医学的治療法の方が遥かに有効ですが、同じく多くの場合後者はなす術もありません。その際こそ千年以上を亘って洗練された伝統的技術を再検討/思い出す/振り返って見るべきのではないでしょうか。

私はそう信じます。

住民とは何か

私は人生の半分以上 - 33年間 - この国、そして過去22-23年間は葉山町に住んでいる。
当然定期的に他の税金と一緒に「住民税」も払う。
しかし、例えばローンを申し込む時に日本人でしたら「住民票」が必要と言われるが、私にはそのような住民票が発行できない。「外国人登録証明書」の写ししかない。
日本人と同様に通常の税金は払っているが日本の国籍はないため「選権」が貰えないのはまだ「分かる」が、この町既に22年にも間住んで、17年前から鍼灸院(お店、どちらかと言うと「老舗」)を経営している私はどうして住民として扱われない事は、ある意味で「はどうでも良い事」でありながら結構腹が立つだ。
出身国に殆ど親戚も残っていない、住所もない、そちらでは税金や年金などを納めていない。全て日本におかれている。一家の主でその基盤となる生活費殆ど私は作っているにも拘わらず常に家族構成、ローンや保健の書類において妻の戸籍謄本中「その他」の項目でしか現れない。子供四人とも通常の日本の学校に通い、全員日本国内の納税者になる予定。
私はここの「住民」でなければ何なんでしょう。未だ外国人登録証明書に書いてあるような 人食い化け物「エイリアン」と見なされているでしょうか。

先日葉山町に町長選挙が行われ、新しい町長のインターヴィーちゅうに「葉山町を作るメンバー」とは=町民の事を指していると思う。
では、私は?
私は町民じゃなくて、外人だ。
「葉山町を作るメンバー」ではないのか。
私には理解出来ない/知らない法律などの決まりは数多くあるに違いないだろうが、住民票位欲しい!