先日部分的で少ししか見ていないが、テレビで妙なお話があった。どこかの製薬会社の研究員は今まで知られていなかった淡白質 (AIM = apoptosis inhibitor expressed by macrophages)について語った。現在はまだ研究段階ですが、もしかして将来に「生活習慣病」を治す(?)夢のお薬の開発が可能かもしれない。
「夢の薬」は出来るのは大変結構ですが、「生活習慣病を治す」と言う概念事態がかなり変だと気付かないのでしょうか。文字通り「生活習慣病」は主に「習慣」によるものだ。「夢の薬」があれば自分は馬鹿の事を好きなだけでやり続けて宜しいのか。
例えば、お酒は大量飲めば酷く酔うし、翌日が具合もわるいし、そしてこれを習慣として長時間続くと肝臓の損傷(肝硬変)の可能性は高い。精神的異変や社会的負担も勿論ある。
そこで「夢の薬」が登場すると、二日酔いにはならないし、もしかして肝硬変にもならない。しかし、酔う事はかわらない。ならば「幾ら飲んでもよい」と言う事になり、肝硬変の社会負担は経るかもしれないが、飲酒運転は減らないし、お酒による可笑しくなる人間関係も悪化する一方になるでしょう。
しかし、そのような「夢の薬」があれば、お酒を飲みたい人は大喜びで必ず求める事になる。製薬会社は喜んで提供してくれる。
商売商売!!!
もし「生活習慣病」を治す意志があれば、先ずその(悪い)習慣を修正に挑む必要性あるのではないでしょうか。
それとも、私は単に酷く古臭いだけか。
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