Sunday, March 15, 2015

全日本鍼灸学会の学会誌

英語の要約

最新の全日本鍼灸学会誌(Vol 65, No. 1 / Feb. 2015) の35ページ(これは一例しかない!)。

そこに掲載している英文要約にはちょっと見ただけで多数の「間違い」が見られる。(添付映像で幾つかの印し
を付けました)

数年前にも同じような事を指摘したと思うが、再度に言わざるを得ない。
全日本鍼灸学会はこの国で(鍼灸に関して)最大級で「代表的」な学会であった上、このような文章/要約は
最終的全世界で閲覧が出来るものになる。
サンプルに見られるような余りにも酷い間違い(例えば: possiblye) は学会の恥じになる恐れがある!
つまり、全世界がこれを見て、「なんだこれっ!」と思われても仕方ないでしょう。
上記のような間違いに関して今風のどのパソコン(ソフト)でスペルチェックが出来るものですので必ず事前に見つけ/修正すべきものだ。

印つけたものは決してスペルチェック辞書に含まれていない専門用語でもないし、特殊の表現でもない。
ケアlレスミスだ。
それなりのお金を使って、国の代表的な「学会」として出すべき品質ではないと思う。

以前同じ事を指摘して何も変わらなかった。今回もこの事で学会に連絡した。
今度はどうなるでしょうね。
問題の文章は既に公に出たので、矢張り少々文句を言わざるを得ない。

Saturday, March 14, 2015

人間は病の器

「トーマス先生の話を聞いてみませんか」 - 抜粋シリーズ(2)
*    人間は病の器
次の話は悪口に聞こえるが、関係者の思考パターンの刺激剤として認識してもらえたら嬉しい。結局私は全ての問題の答えがあるわけではない。
タイトルの諺通り人間は***必ず***病気になる。従って、日本国内にもかなりの人数が医療の恩恵を受けられる事を一旦保留にしておいて、全国民何時か***必ず***医療施設にお客さんとして来る。一旦その「店」に入ったらそこにある「商品」を買うことになる。これほど確実の商売はないでしょう。これを「医ービジネス」と称すべきか、それとも今風なんでも横文字でないと迫力がないと考えられているらしいから「e-business」(ここの"e"はきっと Everybody gets sick-business)か。いずれにせよも医ービジネス  = e-business  = 「良いビジネス」!
ビジネスそのものが悪いわけではない。私も毎日ビジネスをしているし、最終的この本もビジネスの対象だ。
最近毎日のようにニュースやテレビで「医師不足」のため病院や医院を閉鎖し、患者=住民が大変困っていると報道される。同時に医療費の高騰で結局医療/福祉制度の存続でさえが危ないと言われる。もしそうであればこれからこの国で1500年の間医療の基盤をなしていた東洋医学が再び頼れるものになる時代がくるかもしれない。出来ればそうなって欲しい。
その際出来れば「安いから」中国製の鍼や漢方薬(生薬=原料 *) に頼らず、日本で培われた技術、知恵と(勿論)人材を使って欲しい。しかし、現在既に幾分東洋医学が「ブーム」になっているようだが、それは決して全面的に賛同出来ることではない。つまり、最近東洋医学の「医道」を目指している者の内にブームだらかこそこの道に入る人は少なくないでしょう。だが、私個人の感覚だとこれだけは勘弁して欲しい。知っている大学生が2-3年前にオートバイ相手責任で事故をやったから、暫く近所の整骨院に通った。その整骨院の込み具合=儲け具合を見て、本来そちら方面に全く興味がないのに「俺もそう言う免許とろうか。もうかりそうだらか」と言いだした。
人助けや自分を模範にして他人を導く(少なくとも健康関連の分野では)の心がなく、商売を全面的優先使用とする人は出来れば***治療者***と名乗る立場に置きたくない。

参考まで
http://nyuwa.blogspot.com/2010/12/blog-post_14.html
* 日本の農業の救い - 漢方の生薬
先日新聞に添付の記事があった。最近関税緩和などなど農業に巡る諸問題を念頭して、ここに解決策があるかもしれない。つまり、中国から輸入される生薬も決して「綺麗」(品質の高い、安全)なものではないでしょう。中国本土でも年間多数「薬害事件」、つまり漢方薬に不純物が含まれる事による事件が報告されるそうだ。
ならば、日本の丁寧、安全性の高い農業法で生薬を栽培して、全世界のニーズをこの日本から満たすのも一つの可能性でしょう。世界中のお客さんも汚染された可能性の高い中国産か、値段は高いが品質に申し分のない日本産から選べられるようであれば、お薬に関してきっと後者を選ぶ者も多いに思う。

Thursday, March 5, 2015

Timeless – priceless

最近目にした治療に関する広告は例外なく何かの時間を指定して、そしてそれに相当する料金を記述する。例えば40分は6000円だ。使われる時間の単位は 通常「分」である。しかし、患者は果たして自分の悩みを「何分」で打ち明けることが出来るのか、または治療者は果たしてその何分以内患者を「診る」事出来るのか。
 手間味噌だろうが、私はそのような能力はない代わり、治療は終わるまで掛かる時間を指定しない。悩みの多い患者の場合治療時間当然長くなる。それに対し て何かのケチも付けない。そういう意味では私の治療は “timeless” (時間で計り知れない)であるからこそ “priceless” (お金で買えないほど非常に貴重)でもあるかもしれない。
現在実際の状況は異なっても、且つで日本の医療に強い影響を及ぼしたドイツで昔「外来診療」を “Sprechstunde” と言った。直訳では「話す時間」です。

Tuesday, March 3, 2015

私は灸式な人間

無論この表現は「旧式」と書くべきでしょうが、お灸が好きな私にとって旧式なお灸を嫌う現代社会に於いて同じ事でしょう。
 外人の癖お灸が好きだ何て可笑しいじゃないか、と思う人はきっと少なくない。だがお灸は長----い歴史を通して民間療法として大変良い成績を残してき た。つい最近まで(つまり前世紀の初め頃)患者、というよりもお灸をしたい人といえば良いしょうが、治療院に行って「灸点を降ろしてもらう」ことはお灸と言う民間療法の基本形だった。その後患者は自宅で自分の手でお灸を施した。医者の数もそれほどいなかったし、医療そのものは現在のレベルにまだ達していな かった。
 しかし、お灸と言う数千年間の実績を持つ民間療法のお蔭で大勢の人は救われた。既に出来ていた病気を治療したり、未だ病気になっていないもの予防(「未病治」と言う故事がある)や国民の健康維持に大いなる貢献をした。
 代替医学では数千年も前から「予防はなにより」という考えが西洋医学分野で忘れかけていた概念として最近再びの広がってきた。(現代医学に基く医療は高すぎて「国民的なよい医療制度が維持出来ない事を考えていれば「当然」の結論でしょう。)通常の体制は:人が病気になるまで待って、それから一所懸命極めて高価の治療を施し、患者をなるべく長く頻繁に***通わせる***のは「医産業の基本だ。余り賢い考え方ではないような気がする。
 私は大変旧式な職業を営んでいるものですので、体調が不良の状態に傾いてしまい、あるいは特に問題がなくても予防のため自分にお灸する。もしかしたらそ れは「健康増進法」に寄り添っているかもしれない。歯医者に行くと朝晩に10~15分を掛けて丁寧に歯磨きしないと歯が皆腐ってしまう事が常識とよく言わ れる。それに比べて健康維持と予防のため一日一回足の三里にお灸するのは5分で終わる。
是非ともお灸という「体の手入れ」を再び普及する事を見たい。「お灸教室」はもう10年から提供していたが、2回した利用されなかった。
寂しいものですね・・・

http://www.einklang.com/Japanese/Teach%20Moxa.htm

Monday, March 2, 2015

ドイツ国立図書館

今日出版社からメールが来た。ドイツ国立図書館が2年前に私の本「トーマス先生の話を聞いてみませんか」が出版された(http://www.einklang.com/Books.htm → =最初の項目)事に気付き、そちらのカタログに記録したい!
それは何となく凄い。
ドイツ国立図書館からの手紙は添付の写真の如くドイツ語に書かれたもの、ドイツについて書かれたものやドイツ人に書かれているものを全て(!)記録する。1913年から!それもまた凄い!

だが何で私の本がある事分かったのはなぞのまま・・・


Sunday, March 1, 2015

モグサ

どうやら多く現代人はモグサの漢字は知らないらしい。
モグサ = 艾
原材料 = 蓬 (よもぎ)

蓬は5月ごろ、新芽が成長つつある時期に収穫され、その葉の裏にある綿毛を集めて精製しているものだ。
添付の写真が拡大できたら、その綿毛が良く見える。