Monday, June 28, 2010

うつ病と体温感覚

最近ある患者を通して今まで余り気が付かなかった因果関係に気付かれられた。

つまり、うつ病の患者は来院して、部屋の温度が27度があるにも拘らず治療台に横になると「寒い、寒い」と訴える。写真の時:タオル上下それぞれ2枚ずつ掛けて、その上に毛布も!未だ午前10時でしたので温度計は未だ25,5度を示したが、その後昼に近づくと28度まで上昇した。再び刺された鍼に届く為に「発掘作業」が必要になってします。
それでも体は冷えているわけではない。触って見ると38度の熱があっても可笑しくない程熱い。でも本人は寒いと感じている。
ネットで調べた所に、やはり他にも類似の症状を訴える人がいるようです。ある精神科の医師が「うつ病(状態)が悪化すると体温感覚が狂う」と書いた。その先生によるとうつ病の悪化は体温感覚、不眠、及び脳内に分泌されるメラトニンと言うホルモンが密接な関係があるらしいが、その詳細はまだ解明されていない。
先日自転車を乗りながら(暑い日でした!)歩道に冬のコート着ている人が歩いた。上記の事情で「あ、あの人も・・・」と思った。

従って、家族などの人は体温感覚の異常を訴えている/又はそのような行動を示しているようであれば、本人はそのような事なにも言わなくても「うつ状態/病」の可能性を視野に入れる必要性があると思う。

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