先日
gala
dinner の話をした際、学会の印象は後で伝えると約束した。では少々こちらの(あくまでも個人的な)印象をまとめましょう。
前回日本で
WFASの学会が23年前京都で行われた。その時も参加した。記憶が佐程定かではないが、当時の方世界中から多数の外国人が来たような気がする。今回の「全世界学会」と行っても80%以上の発表は日本人がしたし、当然のことでしょうが殆どの参加者も日本人でした。中国人以外の外国人は少なかったような気がする。その逆の考えもあり得る:外国人は(特に福島原発事故の後!外国人見学希望者はその後激減した。)日本に行ってもいい事ないだろうと思っているかもしれない。日本の政治家はその際、全世界に「日本人は嘘つきだ」と証明して下さった事も関与しているでしょう。
私は個人的中国人
("China"
と付いているもの全部)が気に入らないため最初から中国人の発表を聞こうとしなかった。もしかして捏造されたデータに基づき、検閲されたプロパガンダ資料には特に興味ないものです。日本人の発表より意図的欧米系の外国人による話を聞こうとした。日本の鍼灸(世界)は何となく線路に乗った汽車のようなもの・・方向は大体決まっていて、新鮮でなるほどと思わせるものに遭遇するチャンスは大分少なくなってしまった。こちらは齢をとってしまったせいでしょうか。
しかし、外国人発表も残念ながら殆ど期待はずれだった。外国の演者は本来自国での講演内容を「凝縮」し、発表した模様だった。従って、与えられた時間ないにうまい具合収まらない。そして、鍼灸の本当の価値、使い方、面白さなどは基礎医学「講演」後「その他」の部類で少々触れた程度。基礎医学は何より大事をした講演以外に一旦興味を引いたのは
"fractal
acupuncture" だったが、こちらは何となく魔法の世界にずれ込んだ。
学会の大きなテーマの一つ:「お灸」に関して
"Merlin
Young" の発表は心温まるものだった。このイギリス人鍼灸師は
"Moxa"
に関して300ページほどの分厚い本を出した。その本は数ヶ月前に購入してから、是非あの人のお話を聞きたかった。やはりお話も良かった。
Young
先生以外にもお灸や艾に関する有名な外国人がいる:
Lorraine
Wilcox。彼女はどちらかといえば「中国」の影響で染まっているが、ヤング先生は
意図的/全面的「日本風」のお灸を求めて、推進している。そのため本を買う時どちらの著書を選
ぶ際こちらも意図的ヤング先生の本を選んだ。因みに、私は前に買った森ノ宮学園が出版した「もぐさのはなし」
はどうやら日本語で書かれている「お灸
/」艾」に関する纏めとして唯一の本らしい。妙ですね・・日本の伝統技術
/知識を纏めたり、伝えたりするのは外国人。
しかし、ヤング先生がこの話題が非常によく分かっているから、日本人に対して大変的確な質問もできる。質問された方はよく考えざるを得ない、場合によってその日本スタイルと異なっている思考パターンで試される事もある。
(以前から私はよく外国人見学希望者受け入れる先生方を探している事について書いた。その異なた思考パターンこそが日本人に大変有意義な刺激を与えると確信している。要するに、外国人見学希望者受け入れる事で日本人も大いに勉強になり、上記で触れた「新鮮な発見」に出会える機会が生まれてくる。
無論日本人が海外に出て活躍するのも一つの手だ・・・)
もうひとつ:有名人問題。
どこかの本や雑誌で○○先生を知って、学会で本人の実技や講演を見たり
/聞いたりする機会があって期待する。しかし、実際その実技を見たりして、講演を聴いたりして、または学会でその先生の行動、振る舞い、発言をみるとどうもこちらの「波長に合わない」事が多い。こちらの波長に合わないだから何だとは正当の見方でしょう。上にも言ったように:飽くまでも個人的な印象だ。でも・・治療者は実技の際重さ5kgがありそうな大きな、ピカピカな超贅沢な時計をつけて、「見てみて、おれは儲かっているぜ」と言わんばかりの振る舞いを披露していると、私はがっかりする。なんとも思わない人がいれば、それはそれで結構。ただし、
***私個人的
***それが気に入らない。どの学会にそのような人がいる。所謂「有名」または「偉い」とされている人。残念です。
詳細を取りあえず省きますが、昔の間中先生や芹沢先生もそう言う部類に属すると
***私は
***確信している。周りはいくら先生が「偉い」と言っても・・・間近で観察した機会があったから、とても真面目な治療者だと思えない・・・
自分でも喧しいと思う程文句ばかり言っているようだ。多分この業界の皆様に更なる迷惑を掛けないように、この仕事を止めて年寄りとして工事現場で交通整理のバイトをして、大人しく黙った方がいいかもしれない。