Friday, July 24, 2009
エコー商品・・・
最近の「キーワード」。エコー商品の他にエコーポイント(政府発行)もあるようだ。しかし折角のエコー商品があって、僅かの電気代を節約して、CO2排出を削減が出来ても、人々はエコ精神が呆れるほど欠けているならば何もならない。
典型的な例:スーパーの駐車所に止めてある車はエンジンをかけぱなし。夏はクーラーを作動させ、買い物の帰りに車の中に「快適な温度」を確保するため、冬では同じようにヒーターをつける。又は、道中に知り合いを見つけ、車と止めて暫くおしゃべりする。こっちもエンジンをかけぱなし。窓開けたままではクーラーもヒーターも無意味。ではエンジンをかけぱなしにする意味はどこにあるでしょう。
そこら中のマンションや集合住宅の廊下は全て電気つけぱなし。特に真夜中にはどのような意味あるのだろうか。私は子どもの頃既にドイツでは集合住宅の廊下に押しボタンあった。誰か廊下に出て、それを押して、タイマーで暫く電気がついた。時間になったら自動的に消えた。今風のハイテックの日本にはそのような事はできないのかなあ?
そのような形で日頃の愚かな行動で折角のエコ商品の効果はだいなしになるだろう。
工業レベル:先日通訳の仕事をした。製鉄所では何かの石炭を粉にする巨大な設備を新たに入れようとしたので見積もりなどを各社から入手したようだ。私の仕事は無論ドイツの会社からプレゼンテーションをする技師のドイツ語の通訳だった。ドイツの会社は作業の効率よい、電気代も節約できる設備(ヨーロッパの環境基準や規制に適応したもの)を薦めたが、日本の製鉄所は設備費を節約するため、電気の使用量を大幅上昇(年間200万円程)する、排気もヨーロッパで考えられない(規制されている)ほど増える設備を要求した。年間200万円の電気節約は設備のコストを考える上では大したことないかもしれないが、環境はどうなるだろう。その設備を購入する人達は大丈夫だろうが、その人たちの孫はどのような世界で生きていかなければならないだろう・・・
Sunday, July 19, 2009
Timeless
最近治療に関す る広告は例外なく時間単位で料金を記述する。例えば40分は6000円、つまり1分当たり150円となります。流行の「クイックマッサージ」も10分で 1000円で超過分は別料金となります。しかし、患者は果たして自分の悩みを「何分」で打ち明けられ、治療者は果たして「何分」以内患者を「診る」事出来 るのでしょうか。 私は治療に掛かる時間を指定しないほうが良いと信じています。悩みの多い患者の場合治療時間当然長くなる。それに対して何かのケチも付けません。
且つで日本の医療に強い影響を及ぼしたドイツでは「外来診療」を “Sprechstunde” =「話す時間」と言ます・・・
人間関係
先日いっ たんドイツに帰った時、お兄さんの奥さんに「何でお話している時自分の家族の者を「名前」ではなく、「人間関係」を表現する呼び方するのでしょうか。」と 聞かれた。そこまで自分で全く気がつかなかったが、家族の話をすると「長男」や「三男」などの表現を使っていた。日本では極当たり前ですが、ドイツではそ れぞれの人の名前を使うので、ドイツ人として大変違和感を覚えたようだ。
私は30年近く日本にいる間自分にも気が付かなかった内に日本的な思考パターンを身に付けたようだ。
見学希望者を受け入れる先生方(鍼灸)
募集 / Wanted
見学希望者を自分の治療院等で見学させて下さる先生方
「成功例」:
今日(5/24)オーストラリア人が来日した。私(このページ)の紹介で約一ヶ月の滞在で少なくとも5人の先生方で見学ができ、今度埼玉に開催される国際シンポジウムにも参加することになった。
以前「どこかで見学出来ないでしょうか」との問い合わせがあった時辛うじて紹介するところがあったかなかったか
に比べてかなり良い成績ではないでしょうか。
良かった!
** 本人は先日私の治療院にも来た。帰るときに下記の手紙くれた・・・
(協力して下さった先生の言葉):もし、テニールさんの日本の鍼灸見学が成功であるのでしたら、とてもうれしく思います。
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元の掲載文:
時々私のサイトには
残念 ながら、私はこのような問い合わせには殆ど答えることができません。
私自身は大変未熟ですので、あと200年間の修行をしないと一人前の鍼灸師にさえなれません。まして「日本の代表」として「日本の鍼」は語れません。
そこで、ご自分の誇り高き「職人気質」を海外(日本以外全世界です !)の方に披露して下さる先生方 - つまり外国の方を自分の治療院で見学させても良いと協力して下さる先生方を募集したいと思います。
実際、いつ私のところに外国人の見学希望者が現れるか、その際の詳細な条件などは全く予想がつきません。
ただ、外国の方を見学させても良いと考えて下さる先生方がいらっしゃれば、いざとなったとき、どなたに声を掛ければよいかを知っておきたいので、ご連絡先を教えて頂ければ幸いです。
もちろん、もしその時のご都合が悪ければ、断って頂いて結構です。
ご協力の程、宜しくお願いします。
Foreign studies in Japan - my personal opinion ⇒
(English translation of an article written in Japanese that was published in "Ido no Nihon", September Issue)
** 見学ではないが、時々日本のどこかにいる外国人から自分の住んでいる地域に治療者を紹介できないでしょうかと私に聞く。しかし、今まで残念ながら何度やっ てきましたが、個人的に問い合わせても、何かの学会や鍼灸に関する他の組織に問い合わせても大半の場合返事でさえ頂かない。そのように返事も貰わない(非 協力的)な体制は正直言いますと少々がっかりして来た・・・
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私は「見学させて!」と騒いでいる事に関するメールから:
トーマス先生、はじめまして。 資格をとってまだ2年目の30歳の鍼灸師です。『医道の日本』の記事「『見学』について」を読み、トーマス先生の考えに感銘を受けたので、突然ですがメールをさせていただきました。
日本の鍼灸の技術が「知的財産」であること、中国に比べて日本の鍼灸が世界に広まっていないこと、さらに学ぶ意欲 を持った外国人に対し鍼灸業界がオープンでないこと、などトーマス先生のご指摘の通りだと思いました。 日本で生まれ、暮らしていると、日本のもつ良いものの価値に気付きにくいです。それに日本には外国人がそれほど多くは住んでいないので、どうしても外国人 に対してとてもシャイになり、その結果、閉鎖的になってしまいます。 (「知的な鎖国」というのはぴったりの表現です!) 外国語を話すことにもとても躊躇する人が多く、完璧じゃないと口に出してはいけないと思っているかのようです。かたことでも、話すと相手はうれしいはずな のに。また全日本鍼灸学会への外国人受け入れ体制の提案も、お金もかからず、仕組みもシンプルで、学会がその気にさえなればすぐに始められるものですよ ね。鍼灸業界はまだまだ未熟な業界なので、「その気になる」までに時間がかかるでしょうが・・・。
実は私は、主人の仕事の都合でこの8月まで1年間ドイツに住んでいました。 帰国したので鍼灸の仕事に就こうと考えています。 しかしこのまま(少しだけ覚えた)ドイツ語と英語を忘れてしまうのはもったいないなぁと思っていました。 鍼灸と外国語を同時に生かすチャンスがあるとは思いついてもいなかったのです。今はドイツ語も英語も日常会話もまともにはできない程度ですが、トーマス先生の今回の記事を読んで、もっと話せるように勉強しようという決心がつきました。
ドイツでは仕事はおろか、ドイツ語も英語もあまり話せるようにならないまま1年が終わってしまいました。このことを 残念に思っていたのですが、鍼灸の技術を外国人に紹介できる鍼灸師になることができれば、ドイツで過ごした時間にも意味を持たせることができると思うので す。
今はまだ鍼灸の経験も浅く、自分自身を頼りなく感じています。でも鍼灸の技術を磨きつつ、語学も身に付けていくその 先に、果たすべき役割があると知ったので、勇気をもって精進したいと思います。トーマス先生の記事からこのように考えられるヒントをもらえてとても感謝し ています。 それをお伝えしたくてメールを書きました。ありがとうございました。
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はじめまして、こんにちは。
私は福岡県福岡市にて小さな鍼灸院を開業しております。
私事で恐縮ですが、今年に入り英語とドイツ語の勉強を趣味にしております。それで、
パソコンで色々と調べ物をしている際に、トーマス先生のホームページにたどりつきました。
そして、先生のホームページを大変興味深く読ませていただき、Wantedのページについて、
非力ではありますが、私でも何か「日本の鍼」について勉強したいという外国の方々に対して、
お手伝いが出来るかもしれないと思い、当メールを送らせて頂きました。
*** そのような刺激になってしまうのはとても嬉しい!!***
お行儀(が悪い)
昨日仕事の出張(滅多にしない事)である結構高級のビジネスホテルに泊まった。私は普段ぼろT-shirtやぼろのズボンを着ているので、常に(妻に) もっときちんとしないと駄目よと叱られる。今回品のいいホテルに泊まり、権限のある人達を相手にしなければならないから技と贅沢な上着、シャツ、ズボンも 買って、ネクタイまで締めた!
そのよう姿をしてビジネスホテルでは所謂「ビジネスマン」が泊まる。皆さんは上記の「きちんと」した格好=スーツ、ネクタイ、アタッシュケースをする。何となく「高級感」が漂い、エリートのように見える。
しかし、食事になると・・・・
脚を組んだままでテーブルに向かい、背中が真ん丸になって、食べる時今にお鼻が直接お皿や茶碗に付いてしまうじゃないかぐらい。無論両方の肘をテーブルに 立てて、お箸は猿が枯れ枝を鷲掴みのようにもって、二本の箸をくっついたままでシャベルのように使って、食べ物を口にかき込む。その際大きな音を立てて: 「ムシャムシャ、ジャブジャブ・・・」。間にお茶を「飲んで」尚更に大きな音で「ズルズルッテ・・・」
これはビジネス界のエリート達の本証か?ならば私エリートではなくてよかった!!
日本の美しい正座姿勢で物静かに茶碗を口の近くまで持ち上げて、美的感覚の優れているお箸で構成されている三角形が優雅に捌かれている姿。美しい器に目の 保養にもなるほど綺麗に配置されている食べ物を数千年の日本の文化に洗練されている品のある食べ方は何処に消えたでしょう。上記の食べ方(姿勢、お箸や茶 碗の持ち方、音を立てるなど)をどれとっても(内の)子どもがやれば注意されるのに、ブランド品のスーツを着ているエリートビジネスマンはやってもいいの かな?
しかも今回はそれを初めてではない。依然も複数の機会において同じ光景を目の当たりにした。先日の出張の際も相手側の会社のかなり重要な人物らしい者は来客を極めて(!!!)高級のクラブでもてなしをしている際、食事中肘と付いて食べていた。
がっかり!!と言うようしかない。
悪い事してしまった・・・
先日国際シンポジウムとそれに続いていた全日本鍼灸学会に出席した。
「国際」の会議であったため何人かの外国人もいたし、シンポジウムの発表は全て英語で行われた。
シンポジウムの翌日全日本鍼灸学会において発表の他に「ポスター発表」の会場にもいった。そこでポスターを見ながら少々ボートし、考え事に更けた。
その時脇から若い男性が近寄り、"Unfortunately everything is in Japanese" (残念ながら全て日本語ですね)と声を掛けてくれた。それに対して私は思わず「だから?」と答えた。
男性がそのばから離れ私は彼の背中を見ながら「あらっ、まずかった」と思った。
相手はきっと外国人(日本語を読めないことを想定しながら)に親切してあげたかったに違いない。なのにあの不細工で無礼な返事貰って間違いなく外国人に失望したでしょう。
ごめんなさい。そのつもりではなかった。
ただ、考え事をする最中に十分の速さで思考パターンを変更できなかった・・・
本当の鍼灸???
「本当の鍼灸」 = 中国の鍼、深く刺し、ビリビリ響かせるもの
「偽鍼灸」 = ビリビリ響なし、浅刺する。 ⇒
それなら日本の鍼略全面的偽鍼灸???
それは気に入らない!
だが海外のスピーカーは日本の鍼のような技術があること自体はほとんど知らな
かった・・・
私は昔から日本人は自分の伝統に対してもっと自身を持つべきだと言ってきた。
今回の会議で再び明らかになった:世界は日本の事余り知らない。
ここに私できる仕事があるかもしれない・・・