代替医療通信、第12号の「ハートtoハート」記事に関するコメント
これは著者に対して個人的な批判ではなく、単なる異なる思考(気になる違いですが)の表現です。
先ず、著者(病院の理事長、医師)「(出勤など)時間を厳守せよ」と言う考え方を表現した。無論それは大事な場面もあるでしょうが、今毎日新聞で見る限り「医師不足」や「医師のか過酷勤務」が問題されているです。もしそうであるようでしたら仕事仲間同士で「時間を厳守せよ」と責められるのは決して喜ばれ事はないでしょう。私の治療院では患者が見える範囲内には時計がありません。院内の時間の流れが別世界のものです。このように「時間を気にしない」状況は患者の間に評判が良いです(救われると表現する患者もいます)。
当然著者は病院で勤務中の話をしているから状況が異なります。しかし、ここでも基本概念が少々ずれていると思います。単純にお互い勤務し、働く時間に基づいて給料頂くもの同士の話であれば、チームの一人が遅れたり、休んだりしますと他の仲間が裏切られていると解釈するかもしれません。しかし、そのような考え方はいかにも「お金(給料)」の尺度次第で測られています。それは大変悲しいことです。
少々脱線かもしれませんが、ドイツ語では「仕事=職業」は "Beruf" と呼びます。この単語は「"Berufung" = 召命」から由来します。もし医療従事者になった理由は「医者になれば金持ちになる」概念に基づく(医者になるのは最初から裕福の家の出身でないとこの国では所詮難しい・・・)ようであれば、同僚の批判は理解できなくもありません。しかし、もし医療従事者になるのは上記の「召命→使命 = "Berufung" =天職」だと信じるようでしたら、患者の為命を捧げて全力尽くすのは当たり前です。ただ、医療従事者も人間ですので、体力の限界はあります。無理の勤務体制の為に体を壊してしまえばこそ、患者の最悪の迷惑になります。患者にそのような迷惑をかけないため、適切は休みを頂くのはどこにも悪くありません。同僚など(病院の人事部を含む!)もこの人は上記の意味で天職を従事すると分かれば、批判は出ないはずです。
次に、「言い訳無用」の文中に「結果は全て」と書かれている所もありました(ドイツ人の話にも出てきました)。これは軍人の発言のように聞こえます。私は医療現場では「結果は全て」が有り得ないと信じます。上で天職の所で触れたように、全力で頑張っていても結果と繋がらない事もありますので、「大目」に見て欲しいです。
そして、ここは国民の違いはあるかもしれません、著者の文を読むと「言い訳」は悪いことだと言うように聞こえます。私個人的はそれがどちらかと言うと「説明」と解釈しています。患者や仕事の同僚に対して○○何で出来なかったかを説明すると「ああ、この人も只の人間です」と言うように納得しやすいです。
上記のように医療従事者は「召命=天職」をしていると分かれば、日常のパターンを少々変則にしたり、時間的ルーズであっても全く気にせず気楽/楽しく仕事が出来るでしょう。楽しく仕事できるようでしたら「効率」も当然のように上がと私は信じています。
常識のないドイツ人より
ありがとうございます
トーマス鍼灸院
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医道四弘誓願
疾病無辺誓願療
病因無尽誓願断
病理無量誓願学
医道無上誓願成
当日雑誌の編集部からお返事がきました:
Thomas Blasejewicz 先生
きょうは忌憚のないご意見をありがとうございました。
いくつかの解釈・認識の仕方・持ち方の違いもあるでしょうが、
率直に受け止めておきたいと思います。
あす、著者と会いますので、
このようなご意見もありました、と申していきます。
もし、回答があるようでしたらお知らせいたします。
まずは御礼申し上げます。
Saturday, February 9, 2008
日本人 - 美しい国の大売出し
今日の読売新聞に「日本人」に付いてのアンケートの結果が載っていた。
それによって日本人は自分が日本人であって、この国にいる事に関して大いに誇りを持っているそうだ = 約70%の人はそう答えた。
誇りに思った一番にあげられた項目は「歴史、伝統と文化」。
そして、日本人は他の人種より優れていると思っている人もかなり多かった。
そんなに自分の伝統や歴史、文化を誇りに思うなら、どうして現在この国が「大売出し」になっているのでしょうか。ここ葉山町では過去10年「マンション ラッシュ」になって、50m間隔新しいマンションが作られる。そのどれも灰いるのコンクリートブロック。言って見ればセンスの全くない醜い「建築物」。そ して当然(?)全部洋風だ。日本人の7割が自分の歴史、伝統と文化に誇りをもっているなら、何で日本をもう少し「日本風」に作れないでしょうか)。
外国人の間では日本の建築分野において、建物は周りの環境に解きこみ、調和すると思われている(私もそう信じたい!)。しかし、毎日目の当たりにするものは例外なく周りの環境を破壊してしまう。場合によって山を丸ごと「食いちぎって」しまう。
自分の伝統や歴史、文化を誇りに思う、自分は他の人種より優れている日本人はそのような文化と伝統を生かして「日本的」な建築/街づくり」なぜしないのだろうか。
まさかこのような出来事は全て私のような南蛮人の責任だと考えていないのでしょうか。
私は元々日本の伝統や歴史、文化に魅了されたから来日した。(以前もそのような事を書いた)日本人自身がこの「美しい国」を徹底的破壊しまうのは見苦しい!
それによって日本人は自分が日本人であって、この国にいる事に関して大いに誇りを持っているそうだ = 約70%の人はそう答えた。
誇りに思った一番にあげられた項目は「歴史、伝統と文化」。
そして、日本人は他の人種より優れていると思っている人もかなり多かった。
そんなに自分の伝統や歴史、文化を誇りに思うなら、どうして現在この国が「大売出し」になっているのでしょうか。ここ葉山町では過去10年「マンション ラッシュ」になって、50m間隔新しいマンションが作られる。そのどれも灰いるのコンクリートブロック。言って見ればセンスの全くない醜い「建築物」。そ して当然(?)全部洋風だ。日本人の7割が自分の歴史、伝統と文化に誇りをもっているなら、何で日本をもう少し「日本風」に作れないでしょうか)。
外国人の間では日本の建築分野において、建物は周りの環境に解きこみ、調和すると思われている(私もそう信じたい!)。しかし、毎日目の当たりにするものは例外なく周りの環境を破壊してしまう。場合によって山を丸ごと「食いちぎって」しまう。
自分の伝統や歴史、文化を誇りに思う、自分は他の人種より優れている日本人はそのような文化と伝統を生かして「日本的」な建築/街づくり」なぜしないのだろうか。
まさかこのような出来事は全て私のような南蛮人の責任だと考えていないのでしょうか。
私は元々日本の伝統や歴史、文化に魅了されたから来日した。(以前もそのような事を書いた)日本人自身がこの「美しい国」を徹底的破壊しまうのは見苦しい!
Monday, February 4, 2008
目の疲れ
目の疲れ -
私も
そう言う訳で次の
「次の
ドイツ人鍼灸師 - プロフィール
私はドイツ人で、12才の頃から柔道、合気道の稽古し始め、15才の頃中国の哲学の魅力に引かれた。18才ごろ大極拳を友人から習い始めました。
元々世界一周の旅行のつもりで、22才のころドイツを後にして、弓道の先生を求めて、シベリア鉄道で来日しました。
来日後弓道、茶道、ならびに香港で中国人の先生の指導の元で太極拳の稽古しました。
日本で自分の好きな東洋的な思想に基づく職業を勉強することを計画し、後で、鍼灸を含めて東洋医学を勉強し、国家試験に合格した。
更に、研究を深めるため、日産玉川病院において、当時玉川病院の副院長、およびその研究所の創立者であった、現在東京女子医科大学付属東洋医学研究所の教授である代田先文彦生のもとで4年間東洋医学を研究した。
玉川病院では鍼麻酔、や癌患者に対する鍼灸治療の方法に関する研究を行い、病院の先生方の協力を得て、系統的な研究を論文にし、日本国内の専門雑誌「医 道の日本」、および全日本鍼灸学会でそれらの研究を発表した。後に、ヨーロッパの鍼灸の話題を取り扱う医学専門誌(Akupunktur in Theorie und Praxis) にも発表。
これらの研究に於て東西両医療の利点を採用した。鍼灸は、単なる肩凝り、や腰痛の対症療法だけではなく、多くの病気に応用できる治療法である。元々鍼灸 は、漢方薬と共に現在内科と称したものに位置づけられた。それを忘れると大変貴重な「継承文化」の大事な遺産を失う恐れがある。
元々世界一周の旅行のつもりで、22才のころドイツを後にして、弓道の先生を求めて、シベリア鉄道で来日しました。
来日後弓道、茶道、ならびに香港で中国人の先生の指導の元で太極拳の稽古しました。
日本で自分の好きな東洋的な思想に基づく職業を勉強することを計画し、後で、鍼灸を含めて東洋医学を勉強し、国家試験に合格した。
更に、研究を深めるため、日産玉川病院において、当時玉川病院の副院長、およびその研究所の創立者であった、現在東京女子医科大学付属東洋医学研究所の教授である代田先文彦生のもとで4年間東洋医学を研究した。
玉川病院では鍼麻酔、や癌患者に対する鍼灸治療の方法に関する研究を行い、病院の先生方の協力を得て、系統的な研究を論文にし、日本国内の専門雑誌「医 道の日本」、および全日本鍼灸学会でそれらの研究を発表した。後に、ヨーロッパの鍼灸の話題を取り扱う医学専門誌(Akupunktur in Theorie und Praxis) にも発表。
これらの研究に於て東西両医療の利点を採用した。鍼灸は、単なる肩凝り、や腰痛の対症療法だけではなく、多くの病気に応用できる治療法である。元々鍼灸 は、漢方薬と共に現在内科と称したものに位置づけられた。それを忘れると大変貴重な「継承文化」の大事な遺産を失う恐れがある。
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